仏事ニュース : フーテンの寅さんの台詞
投稿者 : 昭和典礼 投稿日時: 2020-03-09 (99 ヒット)
仏事ニュース

寅さんを演じた故・渥美清さんは、ひっそりとこの世から去ったが
フーテンの寅は「男はつらいよ」のシリーズのなかで、自分の葬式を
こんなふうにやりたいと語っている(第14作「寅次郎の子守歌」
いかにも寅さんらしい最後である。
いつものようにふらりと柴又の「とらや」に舞い戻った寅さん。
さくらの夫、博が腕に怪我をして、将来のことに話が及ぶ。
「将来の事?オレだって将来のことぐらい考えてるよ。死んだ後のことまで
例えばオレの葬式のことよ。それでなくっても生前お前達迷惑かけてるからよ。

貯金だってしてるんだ。いくらも貯まってないけどよ。」
「とらや」の一同はみな驚いて感動する。おいちゃんなどは、寅に
(一杯やるか)などと勧めている。たまには、眠れねー
夜もあるのよ。そんなときにはいろんなことを考えるぜ。
オレみてえのがこう長らえたのも、考えてみたらみんな心の温かい
人のお陰だからね。お通夜のときにはそういう人たちに集まってもらって
せめて美味しい酒の一杯でも飲んでもらいてえと、そーいうところだよ」
「だけど、オレは精進料理ての嫌いだからね。かまうことないからさ、
刺身かなんかでさ、陽気にバーンといきたいな。
だいたいオレは派手好きだから。そうだろ」「それとね、御前様には、
悪いけどさ、お経、あれ嫌い、あと霊柩車、屋根のこんなんなって
キンキラキンの、あれ嫌い。ともかくそういうことは一切やめ」
「そうね。儀式張ったのはおにいちゃんらしくないもんね」とさくら。
「そーだろ。だからオレの野辺送りにはあの江戸川に屋形舟を5艘も
浮かべてもらいたいな」「屋形舟?」そろそろあきれてくる一同
「先頭の船にはオレの棺だ。2層目にはさくらと博、他に親戚一同。
あ、その頃おいちゃんおばちゃんは死んでかたづいちゃってる。あと3艘には、
法被、鉢巻きに身を固めた柴又神明会の威勢のいい若い衆。それに本所、
深川のきれいどころを2、30人笛、太鼓、三味線、鳴り物を積み込んだ。
さあ、出発だよ。5艘の船が江戸川を静かに下っていく。
えんやとっと、えんやとっと。松島ぁ〜の。両岸に今や遅しと待っている
花火屋がすっと大筒に思いを込めて火をつけた。玉屋〜」
寅さんの独演会を横に、うつむく一同。「人の酒飲むな」ととっくりを
寅から奪い取る、おいちゃん「やだやだ」「情けないよー」おばちゃんは、泣き出す始末・・・。

やはり、最後は義理と人情とやせ我慢も、時に必要ですね。


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